ストレスを感じているあなたがまず最初にやるべきこと

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皆様こんにちはとさきんブログの筆者のユウキです。私は元陸上自衛隊として約10年以上勤務し、今現在は不動産営業として働いていて、色んな方とお会いし様々な経験を積んできました。
今回についてのテーマは「ストレス」です。この問題解消のために参考にしたのはパレオな男で有名な鈴木裕さん著「超ストレス解消法イライラが一瞬で消える100の科学的メソッド」を基にストレスの根本的な解消法をご説明していきます。
私も昔はストレスを抱えていて、ネガティブにしか思考が働かず、苦しい人生を歩んでいたこともありましたが、この本を読んでストレスの根本を理解し、その原因を一つずつ対処していくうちに、今では充実した毎日を送っています。それでは行ってみましょう。

ストレスの根本原因を理解しよう

私たちは普段ストレスを感じると、飲みに行ったり、愚痴を言ったり、カラオケで歌ってストレスを発散させてと思いきや、次の日には消えたはずのストレスがすぐによみがえる。こんな経験ありませんでしょうか?
つまり、飲みに行ったりしてストレスを発散できるのは一瞬であり、その根本原因に気づき、対処していかないと本当の意味でのストレス解消は出来ないということになります。この本ではストレスの根本原因は3種類あり、まずはそれを理解する必要があると筆者が語っています。
それではストレスの根本原因とは何でしょうか?ストレスの根本原因は以下の3つです。

  • 思考のアンバランス
  • 栄養のアンバランス
  • 受容のアンバランス

この3つに分類されるそうです。ただこれだけではピンとこないので深堀をしていきましょう。

思考のアンバランス

これはどういうものかというと、事実に基づかない思考により激しいストレスを感じてしまうという現象でつまり、
その人の考え方やモノの見方に偏りがあると人間は激しいストレスを感じてしまう。という状態です。例をあげましょう

 

なんでも自分のせいだと考える思考

例:自分のミスでプロジェクトが失敗した。

 

なんでも他人や環境のせいだと考える思考
例:すべて親の育て方が悪かったせいだ

 

他人や自分にレッテルを貼る思考
例:俺はバカだ あいつは最低だ

 

心理学の世界では様々なタイプの「思考のアンバランス」が確認されていてこの他にも100を超える事象があるそうです。
実際これは誰にでも思い当たる節があるのではないでしょうか?私もバッチリ当てはまっていました(笑)
この例をよく見てみるといずれもネガティブなところにフォーカスされているとも言えるとも思います。そういう思考が少なからず自分自身にストレスを与えているので注意が必要です。
しかし、この思考は長年の習慣によって築かれたもので、なかなか解消するのが難しい厄介なものです。
この本の中で推奨されていた解消法はいくつかありますが、その中でも効果があったのは、とにかく問題があったと思うことや不安に感じたことを紙に箇条書きで書き出すという方法です。これをやると問題や、不安が可視化されて実際にその書き出したものを見てみると、案外たいしたことないなと思うことができたり、これは手順が誤っていたなと客観的に物事を判断することができて、私自身余計な思考が働かなくなりました。
なので1日では「思考のアンバランス」を解消するのは出来ませんでしたが、少しずつ客観的な思考が身についてきて、ストレスを解消することができました。

具体的行動

根拠のない決めつけがストレスの最大原因なのでまずは自分の思考の癖を修正していこう。

栄養のアンバランス

2016年にオーストラリアのスウィンバーン工科大学が面白い研究をしました。それは「地中海式の食事はどこまでメンタルにいいのか?」を調べるため大規模な調査を行ったところ、結果は驚くべきもので地中海の伝統食をしばらく食べ続けた人は性別、年齢に関係なく誰もが脳の機能が大幅にアップし、みんなストレスに強いメンタルに生まれ変わり、記憶力や集中力もアップしていたのです。
これには続きがあって、もっと驚いたことに世界のどの国の人にも「地中海式の食事」の大きな効果があったということです。
食べたもので私たちの体は作られているのでこれには注目したいですよね。ダイエットにもいい影響があるそうなので、ダイエットしたい方にもメリットがあると思います。「地中海式の食事」を完璧にこなすのは難しいところもあるので、ここでは簡単に控えた方がいい食べ物、飲み物をいくつか挙げていきます。詳しくは本書を手に取っていただければと思います。

控えるべき食品

・お酒
・白米などの精製された炭水化物
・お菓子
・揚げ物
・ファストフード
・ベーコン、ソーセージなどの加工肉
・清涼飲料水

おいしそうなものばかりですが、理想は上記の食べ物を控えて、魚、野菜、フルーツの量を増やすことです。本書ではオススメのサプリメントも紹介されています。
もしあなたが上記の食品を毎日とっているのであれば、何か一つ削ってみるだけでも大きな効果がでると思いますので是非やってみて下さい。

具体的行動

ジャンクフード・コーラ等の清涼飲用水の量を減らして野菜と魚を摂取しよう。

受容のアンバランス

ストレスが起きる根本原因の3つ目は「受容のアンバランス」です。これはコントロールできない人生の問題を受け入れられない状態であると筆者は定義しています。
では例をあげてみましょう。

仕事でミスをしてしまった場合

パターン1:ミスをしたのは事実だから、次は同じミスをしないように気をつけよう
パターン2:あの時もっと早く仕事に手を付けていればミスなんて起きなかったのに・・・

この場合「受容のアンバランス」に陥っているのはパターン2の方になります。もうミスは起きてしまっているのですから、後でうだうだ「タラレバ」を考えてしまっていてはストレスが溜まるのは当然ですよね。でも僕もやってましたこれ。めっちゃつらかったですね。こうしたネガティブな感情に対して筆者は真正面から受けた方が賢明であると語っています。
アメリカのノースウエスタン大学の心理学部は2013年の論文で「受容」について以下のように定義しています。
「その瞬間に起きる物事を、そのまま認識すること。楽しいことも辛いことも、起きるままに任せること。」
そのまま受け入れてしまった方がいいということですね。実際私もこの本を読んでからはそうしています。
実際にありのままに受け入れようと言われても難しいですよね。ネガティブな感情も受け入れるのはキツいですよね。
本書ではこの時の解決法の一つに「名言」に学ぶ方法を提示しています。「名言」についてノースウエスタン大学の実験によれば、名言を読んだグループは読んでいないグループに比べてストレスによる食べすぎが60%減少し、ストレスによる無駄な買い物をする確率も50%減少したそうです。本書に書かれてあった名言の中で個人的に一番的を得ているなと感じたのが老子の名言「自分が何者であるかにこだわらなければ、自分になれるだろう」深いです。まさに名言ですね。

具体的行動

名言を読んで「受容」の心を身につけよう!

まとめ

今回は鈴木裕さん著「超ストレス解消法イライラが一瞬で消える100の科学的メソッド」を基にストレスの根本原因とその対処法の一部を本書から抜粋してご紹介しました。是非本書を手に取って一人一人できそうなやり方でストレスの根本原因を解消できるようになっていただけたらと思います。今回の記事をまとめると
ストレスの根本原因は3つに分類され

  • 思考のアンバランス
  • 栄養のアンバランス
  • 受容のアンバランス

この3つのアンバランスによって我々はストレスを受けてしまうということで、その根本原因の対処法の具体的行動としては

  1. 根拠のない決めつけがストレスの最大原因なのでまずは自分の思考の癖を修正していく。
  2. ジャンクフード・コーラ等の清涼飲料水の量を減らして野菜と魚を摂取する。
  3. 名言を読んで「受容」の心を身につけよう!

でした。このほかのメソッドについて本書には盛沢山なので自分に合ったメソッドをみつけてみてくださいね。
ではまた!