D・カーネギーに学ぶ人望がない人がやってしまっている言動3選

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皆様こんにちはとさきんブログの筆者のユウキです。

私は元陸上自衛官で現在は不動産営業をやっていて普段から様々な方とお会いし、

住宅を買ってもらったりしています。このブログでは私が今まで経験したことや、書籍

などから得た知見を基に皆様の仕事、人生において役に立つ情報をお届けしています。

今回のテーマ「D・カーネギーに学ぶ人望がない人がやってしまっている言動3選」

について私がD・カーネギーの名著「人を動かす」を読んで、これはやらない方がいいなと感じたことについて語っていきます。

出世して部下ができたのは良いけれども実際どうやって部下を動かしたらいいか分からない。良好な人間関係を維持するためにはどうしたらいいか?などの不安や問題を解決できる内容になっています。

 

相手の誤りを指摘してしまう。

ついついやってしまいますよね。部下が間違った行動をとっていた時は、しっかり

指摘してあげる方が親切な感じもします。部下としてはきっとミスを指摘してくれて

感謝すらされるはずだ。こう思いますよね。実際私もこのように考えて部下に接していた時もありました。

しかし、自分が部下の立場に立ったとして、上司から指摘されたらどういう気分になるでしょうか?多分心の中では不愉快な気分になると思います。しかも大勢の前で指摘されるとなおさら・・・

本書の中でジェイムス・ロビンソン教授の名著「精神の発達過程」の一節が紹介背れています。その一節の内容は

「人から誤りを指摘されると自尊心が傷つけられるのでついつい意地を張って、反抗的な態度をとってしまう」

良かれと思って指摘したつもりが、逆効果になってしまうんですね。ではどうすればいいのかと思いますよね。本書では様々な例が挙げられていますが、ここではその中の一例を引用します。

ある車販売のセールスマンの話で、車の販売については精神的疲労が大きく、苦情を言ってくるお客に対してはつっけんどんな態度をとりがちで、思わずかっとなって商談が壊れてしまうことも多くあったそうですが、「お恥ずかしい話ですが、うちの店でもこれまでヘマをしたことが何回かあります。今度も何か間違いがあるかもしれないので、お気づきの点がありましたら、どうぞおっしゃってください。」と指摘から理解のある態度を示したところ、相手側も気を許して最終的には物わかり良く決着し、礼を言われることも増えたそうです。

すこし勇気が必要な態度ですが、指摘せずに素直な態度で取り組むことが大事なんですね。

具体的行動

相手の意見に敬意を払い、指摘をしない。

 

相手を褒められない

我々はついつい褒めることに対して「お世辞はあまりよくないのではないか?」と少し抵抗があることも多いと思いますが、本書では人を動かすためには「とにかく褒めろ」と書かれています。

スペインの心理学者のジュス・レアーは「褒め言葉は人間に降り注ぐ日光のようなものだ。それなしには、花開くことも成長することもできない」このほかにも旧日本海軍大将、山本五十六は「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば、人は動かじ」と語っているほど。

ではどれぐらい褒めればいいのか、本書では「わずかなことでもほめろ」と書かれています。人はだれしも承認欲求を持っているので、褒められていやがる人はいないのです。しかし、褒めることに関しても注意が必要だとも書かれています。

それは、うわべだけの心のこもっていないお世辞は逆効果ということです。かえってうわべだけのお世辞には反発を覚えるようになると。これは自分自身に置き換えて考えてもごもっともな指摘ですよね。

 

具体的行動

わずかなことでも惜しみなく心から褒めよう

 

相手の承認欲求を満たしてあげられない

他人に仕事をお願いする時、私たちはついつい「ミスしないだろうか」などと疑いの心がどこかにありますよね。部下に仕事を振るときも命令口調になってしまって、部下の動きも悪く、結果的に部下はミスをしてしまうという負の連鎖の連続だ。という経験はないでしょうか?私はあります(笑)人を信用できず、ついつい一人で何から何までやってしまっていました。

本書では人を動かす秘訣はたった一つ「自ら動きたくなる気持ちを起こさせること」が大事であると書かれています。つまり、他人に重要感をもたせて自己承認欲求を強く刺激してあげるのです。

人間の持つ最も根強い衝動は「重要人物たらんとする欲求」だそうです。

「これはあなたにしかできない」「この仕事は是非あなたにお願いしたい」と言われるとうれしくないですか?私はめちゃくちゃうれしくて、ついついプラスαやりたくなります。

かの有名な実業家のアンドリューカーネギーも他人の長所を伸ばし、人を動かす天才でした。彼の墓碑銘には「おのれよりも賢明なる人物を身辺に集むる法を心得し者ここに眠る」と自らが書くほど。

このように他人を動かしたい、仕事を頼みたいときは、その相手の長所を適切に評価し、実際に口に出していうことが大事なんですね。

私もこの方法を取り入れてやってますが、その効果は絶大です。

具体的行動

素直で、誠実な評価を惜しみなく与えよう

 

まとめ

今回についてはD・カーネギー著「人を動かす」を基に人望を高めるための記事を執筆しました。今回のテーマをまとめると人望がない人がやってしまっている言動は

  • 相手の誤りを指摘してしまう
  • 相手を褒められない
  • 相手の承認欲求を満たしてあげられない

でした。

本書を読んで私が思ったのは、謙虚で誠実な態度こそが良い人間関係を構築するに必要な態度なんだろうと思いました。これなしには相手を素直に褒めることも、誠実な評価を与えることも相手の話に敬意を払うことも難しいと思います。

今回例にあげたものはほんの一部でこのほかにも様々な事例をあげていて、参考になるものばかりなので、まだこの本を読んだことがないという方で人間関係を良くしていきたいと思っている方は是非本書を手に取っていただけたらと思います。

常に謙虚で相手に敬意を払えるようにしていきましょう。ではまた!